今年もやけくその7インチ・リリースの続くBLOTTO、今回のスプリットの相手はアメリカはボストンのRINGERS。
ロックの要素を取り入れた曲作りで懐の深さを見せつける気は十分のBLOTTOだが、そんな努力は一向に気付かれずに永遠の若手EASTBAYスタイル・バンドのような扱いを受け続ける彼らの未来は何処に...。
今回もスライドギターの導入など、聴かせどころ目一杯の泣かせる楽曲2曲で勝負だが、やはり声がデカすぎて繊細さは伝わらないのでしょうか？日本のベスト・バンドだと思うのですが...。
片やボストンのRINGERSは日本でも人気のあったINSURGENT/SIRENSのメンバーを中心に2005年に結成された4ピース・パンク・バンド。
前身バンドのSIRENSのCRIMPSHRINE meets THE CLASH的サウンドを継承しつつ、DILLINGER FOUR的シンガロング・スタイル＆スピード感も感じさせる非常に「カッコイイ」という言葉の似合うバンドです。
かなり若い頃からパンク・シーンに関わってきた若者（今も若いです）の倦怠感や絶望感、そしてわずかに感じる希望を歌う歌詞にも要注目！
これまでに2枚のアルバムとシングルとスプリット・シングルを各1枚づつリリース。
アメリカのDIYパンク・シーンで現在最も油ののったバンドのひとつなのは確かです。
RANCIDやその他ストリート・パンク好きにもオススメです。