7e.p. records、レーベル10周年を迎えた2012年に10周年記念としてのリリースを企画していた「7e.p. presents 7solo」シリーズが遂に始動！
7e.p. recordsが所縁の深い日本人ミュージシャンのソロ作をCDで7タイトル連続リリースする、という企画。

今作は当店ではすでにお馴染みすぎる姫路の最高アシッドフォーク、ゑでぃまあこんのゑでゐ鼓雨磨さんのソロ作品、録音は柔流まぁこんさんによるもの。あまりに幻想的な世界観とあの素晴らしい声が漂う様は本当に圧巻、完全に大推薦の素晴らしい1枚です。

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7e.p.と同じく2000年代初頭、姫路にてゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこんのデュオを核にスタートしたゑでぃまあこん。
その後4人編成を経て現在では6人編成にまで拡張した彼らですが、音盤もライヴも常に高いクオリティをキープし続けています。
驚くべき多作家ですがほとんどの音源が自主制作でライヴ会場&限られた店舗のみでの販売ということもあり、なかな全貌が掴みづらいところもありますが、そのマイペースさも実にらしいところ。2006年3月のマウント・イアリ+二階堂和美+WOELVの姫路公演以来、折に触れ7e.p.主催公演に出演して頂きました。
そのゑでぃまあこんのまさに大看板であるシンガー/ソングライター、ゑでゐ鼓雨磨が全ての演奏を自身で手がけた本作では、ベースギターおよびリズム楽器を排し、マウント・イアリも唸った腕前のガットギター&エレピ+多重録音ハーモニーも見事なヴォーカルによるアンサンブルで、ゑでぃまあこんの作品にも増して幻想的で浮遊感溢れるサウンドを演出。
リヴァーブ感も巧みな柔流まぁこんによる録音もお見事。どこか童謡のように柔らかく、アシッド・フォークともソフト・ロックとも呼びうるようでいていて懐古趣味とは全く別次元な真にタイムレスな作品集。

14/11/15